2026年9月12日(土)、阪神競馬場で「第77回チャレンジカップ(GIII)」が行われます。
今年は阪神芝2000m・ハンデ戦、16頭立て。発走予定は15時45分です。枠順まで確定した段階で、過去の実績だけではなく、枠順・脚質・斤量・今開催のトラックバイアスを重視して予想しました。
結論からいえば、今回は外を回して末脚勝負に賭ける馬より、内~中枠から好位を確保できる馬を重視します。
チャレンジカップ2026 最終予想
| 印 | 馬番 | 馬名 | 斤量 | 評価ポイント |
|---|---|---|---|---|
| ◎ | 2 | ジーティーダーリン | 55kg | 内枠・逃げ先行・阪神2000m実績 |
| ○ | 9 | マテンロウゲイル | 54kg | 阪神2000m勝ち+ダービー5着 |
| ▲ | 4 | ガイアメンテ | 57kg | 2枠+好位差し+重賞安定 |
| ☆ | 3 | センツブラッド | 56kg | 内枠+稍重実績+先行力 |
| ☆ | 5 | ピースワンデュック | 55kg | 3枠+先行力+函館記念3着 |
| ☆ | 12 | レーゼドラマ | 55.5kg | 逃げ先行+小倉記念3着 |
※2026年9月11日15時台確認。JRA出馬表ではこの時点で確定した単勝人気を確認できないため、ここでの「☆穴馬」は人気順位ではなく、本線3頭以外からトラックバイアスを重視して狙いたい3頭という意味で選んでいます。
過去3年と現在の阪神をどう見る?
「チャレンジカップ=内枠・逃げ先行有利」と単純に決めつけるのは少し危険です。
まず2024年は阪神ではなく京都芝2000mで開催されています。そのため、現在の阪神芝2000mのトラックバイアスを考えるうえでは、2023年と2025年をより重視したほうがいいでしょう。
2023年の阪神開催では、1着ベラジオオペラが4枠5番、2着ボッケリーニが4枠4番、3着イズジョーノキセキが2枠2番。上位3頭を2~4枠が独占しました。
ただし、逃げ切りではありません。ベラジオオペラは4角5番手、ボッケリーニは9番手、イズジョーノキセキは5番手。つまりこの年は「逃げ有利」というより、内~中枠から距離ロスを抑えて立ち回れた馬が優勢だったと見るべきです。
2025年はさらに興味深く、勝ったオールナットは6枠11番から4角9番手の差し。2着グランヴィノスは4角4番手、3着マイネルクリソーラも4角4番手でした。
つまり前年も「逃げ馬だけが残る馬場」ではありませんでしたが、2、3着には前目で運んだ馬が残っています。
このため2026年は、
「とにかく逃げ馬を買う」のではなく、「内~中枠から4角までに前方へ取り付ける馬」
を中心に狙うのがポイントと考えます。
2026年9月11日時点の阪神芝
JRAが9月11日正午に発表した阪神競馬場の馬場情報では、芝は水分を含んだ状態で、含水率はゴール前13.0%、4コーナー14.2%。今週は9月8日に48mm、9日に22mm、10日に6mm、11日に13mmの雨量が記録されています。
一方で使用コースは**Aコース(内柵を最内)**で、JRAは「先週の競馬による傷みは少なく、概ね良好」と発表しています。
ここが非常に重要です。
雨が続いているからといって、現段階で「内が完全に死んでいる」とは判断できません。芝そのものの傷みが少なくAコース使用なら、当日に乾いてくれば内をロスなく立ち回る先行馬が再び有利になる可能性があります。
実際、先週9月6日の阪神芝2000mでは、2枠3番ティタノマキアが逃げ切り。3着も4枠8番の2番手追走馬でした。一方で2着には後方から差した馬が入っており、「完全な前残り」ではありません。
前日の段階では、内前有利を基本線にしつつ、当日の1~5Rで内ラチ沿いが使われているかを最終確認するのがベストでしょう。
◎2番ジーティーダーリン|今回もっともバイアスにハマる本命
本命は思い切って2番ジーティーダーリンにします。
最大の理由は「1枠2番+55kg+先行力+阪神芝2000m実績」という今回欲しい条件がきれいにそろったことです。
前走の2026年6月6日・垂水Sでは、今回と同じ阪神芝2000mを逃げ切って1分58秒7。道中は1-1-1-1で運び、上がり34秒1を使って後続を0.3秒離しました。しかも当時58kgだったのに対し、今回は55kgです。
重賞初挑戦になるため能力比較だけなら実績上位馬に劣ります。
しかしチャレンジカップはハンデ戦。15番ジョバンニや10番タガノデュードなどが58kgを背負うのに対し、こちらは55kg。
そして何より2番枠なら、スタート後に無理な脚を使わず内ラチ沿いを確保できます。
今回、レーゼドラマやピースワンデュックなど前へ行きたい馬もいますが、外から無理に競られる形にならなければ、直線入口まで最短距離を走れる2番ジーティーダーリンが今年最大のバイアス恩恵馬と見ます。
人気順に並べる予想ではなく、トラックバイアスから狙うならここを◎にします。
○9番マテンロウゲイル|54kgなら能力上位
対抗は9番マテンロウゲイル。
3歳馬で斤量は54kg。2026年日本ダービーでは12番人気ながら5着まで追い込み、勝ち馬との差はわずか0.3秒でした。
さらに見逃せないのが、3月21日の若葉Sです。
今回と同じ阪神芝2000mを1分58秒5で勝利。道中6-6-6-6から上がり33秒9で抜け出しています。阪神内回り2000mへの適性はすでに証明済みです。
今回のポイントは9番という枠。
極端な内ではありませんが、外枠でもなく、前のジーティーダーリン、センツブラッド、ピースワンデュックを見ながら運べます。
54kgなら多少馬場が湿って時計が掛かっても斤量面で有利。前が完全に止まらない馬場でも、中団前から早めに動けば十分届くと判断しました。
能力と斤量を考えれば、6頭の中で最も崩れにくい存在として○です。
▲4番ガイアメンテ|2枠から好位を取れるのが魅力
3番手は4番ガイアメンテ。
前走の小倉記念は6-6-5-3と徐々にポジションを上げて4着。その前の都大路Sでは1着と、近走内容は安定しています。
この馬を評価したい最大のポイントも4番枠です。
典型的な逃げ馬ではありませんが、後方一気型でもありません。内で脚をためながら、3~4コーナーで前との差を詰める競馬ができます。
阪神内回り2000mでは、直線だけで全馬を差し切ろうとするより、4コーナーまでに射程圏へ入れる機動力が重要。
ジーティーダーリンの直後付近を取れればかなり怖い存在で、枠順決定後に評価を上げたい1頭です。
穴☆3番センツブラッド|内枠+稍重実績が魅力
1頭目の穴候補は3番センツブラッド。
前走の七夕賞では稍重の芝2000mを3-3-3-3で運び4着。56kgを背負いながら重賞で先行して残した内容は、今回の馬場を考えても評価できます。
さらに2025年12月の鳴尾記念では、阪神芝1800mで7番人気ながら2着。
2枠3番なら内でロスなく好位を確保できる可能性が高く、多少時計の掛かる馬場になっても大きく割り引く必要はありません。
今回の「内+前」を狙う予想では外しにくい1頭です。
穴☆5番ピースワンデュック|逃げなくても2番手で戦える
2頭目は5番ピースワンデュック。
前走の函館記念では9番人気ながら、2-2-2-2から3着。55kgで1分57秒8を記録しています。今回も同じ55kgです。
この馬の良さは「絶対に逃げなければダメ」というタイプではない点。
ジーティーダーリンがハナを取れば、その直後の2~3番手を確保する競馬が可能です。
3枠5番なら外を回されるリスクも小さく、逃げ馬を見る絶好位を取れる可能性があります。
逆に序盤からレーゼドラマなどと競り合い、前半が速くなりすぎると苦しくなるため、展開依存度は◎○▲より高め。それでもバイアス狙いの☆として面白い存在です。
穴☆12番レーゼドラマ|前残りなら最後まで怖い
3頭目は12番レーゼドラマ。
前走の小倉記念では18番枠から2-2-2-2で運び3着。外枠から前へ行って粘った内容は高く評価できます。
今年の福島牝馬Sと中山牝馬Sでは逃げていますし、2月の小倉日経賞も1-1-1-1から勝利。
つまり今回の16頭の中でも、先行力はトップクラスです。
問題は6枠12番。
ジーティーダーリンやピースワンデュックより外なので、ハナを取りに行けば序盤に脚を使います。
そのため本命までは上げませんが、当日の芝レースを見て**「外からでも前に行けば止まらない」馬場なら、評価を一気に上げたい馬**です。
人気になりそうな実績馬をあえて本線から外した理由
能力だけなら15番ジョバンニ、10番タガノデュード、8番カラマティアノスなども当然有力です。
特にタガノデュードは2026年大阪杯4着、宝塚記念5着。ジョバンニも小倉記念2着など、実績そのものは今回のメンバーでも上位です。
ただし今回は、斤量58kgと位置取りを重く見ました。
タガノデュードは大阪杯で13-13-12-7、宝塚記念では18-18-17-16。ジョバンニは8枠15番です。
前日段階で内の芝が大きく傷んでいない状況なら、内で立ち回る55kg前後の馬に対して、外を回す58kg勢は展開的に不利になる可能性があります。
そのため今回は「能力上位だから買う」のではなく、馬場と枠順を優先して評価を下げました。
ただし当日の芝レースで外差しが連発するようなら、この判断は変更が必要です。
チャレンジカップ2026の展開予想
逃げ候補は2番ジーティーダーリン、5番ピースワンデュック、12番レーゼドラマ。
枠順を考えれば、まずジーティーダーリンが内から主張し、ピースワンデュックがその直後。外のレーゼドラマがどこまでポジションを取りに行くかがペースを決めそうです。
レーゼドラマが無理にハナを奪わなければ、極端なハイペースにはならず、
ジーティーダーリン
→ピースワンデュック、センツブラッド
→ガイアメンテ
→マテンロウゲイル
あたりが直線入口で好位置にいる展開を想定します。
今回最も狙いたいのは、**「内を通った先行馬が粘り、マテンロウゲイルが外から追い込んでくる形」**です。
最終結論|本命は2番ジーティーダーリン
2026年チャレンジカップの最終予想は、
◎2 ジーティーダーリン
○9 マテンロウゲイル
▲4 ガイアメンテ
☆3 センツブラッド
☆5 ピースワンデュック
☆12 レーゼドラマ
とします。
能力だけならもっと実績のある馬はいます。
それでも今回◎にジーティーダーリンを抜擢した理由は、1枠2番・55kg・先行力・阪神芝2000m勝利実績が、現在想定しているトラックバイアスに最も合うからです。
特に前走の阪神芝2000mを「1-1-1-1、上がり34秒1、1分58秒7」で勝っている事実は大きな材料です。
一方、前日まで雨が多かったため、最終的な馬券判断では9月12日の1~5Rの芝レースで「内が伸びているか」「外差しが決まっているか」だけは必ず確認したいところ。
内ラチ沿いが問題なく使えているなら、今年は人気順ではなく2番ジーティーダーリンを中心に内前勢を狙うのが面白いチャレンジカップだと予想します。
最終更新:2026年9月11日 15時台
主な確認資料:JRA出馬表、JRA阪神競馬場馬場情報、JRA過去レース結果(2023~2026年)

コメント