2026年9月6日(日)に阪神競馬場で行われる第40回セントウルステークス(GⅡ・芝1200m)。
9月4日に枠順が確定し、16頭立てとなりました。ダイヤモンドノット、フリッカージャブ、ピューロマジックなど人気を集めそうな馬が揃いましたが、今回の予想では単純な実績や人気順ではなく、阪神芝1200mのトラックバイアスと枠順、想定される位置取りを重視します。
先に最終結論です。
| 印 | 馬番 | 馬名 | 狙い |
|---|---|---|---|
| ◎ | 3 | フリッカージャブ | 内枠+先行力+高速決着 |
| ○ | 1 | ママコチャ | 最内枠+好位+コース実績 |
| ▲ | 5 | ダイヤモンドノット | 3枠+55kg+先行力 |
| ☆ | 2 | クラスペディア | 最内ゾーンの先行穴 |
| ☆ | 7 | メイショウヨゾラ | 1200m連勝中の上がり馬 |
| ☆ | 6 | プロトポロス | CBC賞4着からの超人気薄 |
本命◎は3番フリッカージャブ。
人気上位ではありますが、1番人気想定のダイヤモンドノットではなく、今年の馬場条件に最も適した馬を本命にします。
セントウルS2026は「内+好位」を狙いたい
今年のセントウルSで最も重要視したいのが、阪神競馬場の芝状態です。
JRAが2026年9月4日に発表した馬場情報によると、今開催はAコース=内柵を最内に設置。第3回阪神開催終了後には、傷んだ内側を中心に約20,300平方メートルの芝を張り替えており、JRAは「芝の生育は順調で全体的に良好」と発表しています。
さらに9月4日正午時点は雨で、
- 芝含水率:ゴール前15.6%
- 芝含水率:4コーナー16.8%
- 9月5日:晴予報
- 9月6日:晴予報
となっています。
レース当日の実際の馬場状態は現時点では確認できませんが、土曜日から晴れて乾けば、開催初週らしい高速寄りの芝へ戻る可能性があります。
阪神芝1200mは3コーナーまで約243mしかなく、スタート後から下り坂。Aコースでは逃げ・先行馬が押し切りやすい形になりやすいコースです。
そのため今年は、
「外を回して直線勝負」より、「内~中枠からロスなく好位につける馬」
を優先します。
ただし、ここで注意したいのがピューロマジック。
9番から積極的にハナを狙う可能性があり、内にはクラスペディア、フリッカージャブ、ダイヤモンドノット、メイショウヨゾラなど前へ行きたい馬が揃いました。
つまり単純な「逃げ馬買い」ではなく、今回は逃げ馬を見る形の2~5番手あたりが最もおいしいポジションと予想します。
過去3年を見ると「内・前一辺倒」ではない
セントウルSの近3年を確認しておきます。
2025年・阪神
1着カンチェンジュンガは4枠7番から13番手→12番手。
2着ママコチャは2枠3番から4番手→3番手。
3着トウシンマカオは7枠14番から8番手→9番手でした。
2025年は差し馬が勝ったものの、内枠から好位を取ったママコチャが2着。さらに1枠2番テイエムスパーダも2番手から4着まで残しています。
2024年・中京
2024年は阪神競馬場改修の影響で中京芝1200m開催。
1着トウシンマカオは8枠17番、2着ママコチャも8枠18番だったため、今年の阪神内回りの枠順傾向とは分けて考えるべきでしょう。
2023年・阪神
2023年は14番人気テイエムスパーダが6枠11番からハナを奪い、1番手→1番手の逃げ切り勝ち。
勝ち時計は1分07秒2でした。
したがって、「過去3年=必ず内枠有利」というデータではありません。
むしろ注目したいのは、阪神開催では高速馬場になった時に、前に行ける人気薄が一気に浮上することがある点です。
2023年のテイエムスパーダがまさにその典型でしょう。
今年もこの考え方で穴馬を拾います。
◎3番フリッカージャブ|今年もっとも買いたい条件が揃った
本命は2枠3番フリッカージャブ。
今回、トラックバイアスを最優先するならこの馬です。
2026年は、
- 鞍馬S 1着
- 北九州記念 1着
と芝1200mを連勝。
特に鞍馬Sでは京都芝1200mを1分06秒4のコースレコードで走っています。北九州記念では重馬場を2番手から押し切っており、高速馬場だけでなく時計の掛かる芝にも対応しています。
つまり金曜日の雨が多少残っても大きなマイナスになりにくい。
そして何より大きいのが2枠3番。
ピューロマジックを無理に追いかけず、その直後または内の2~4番手を取れれば理想的です。
逃げなければ力を出せないタイプでもなく、北九州記念では2番手から勝利。
「内枠だから前へ行く」のではなく、
内枠を生かして無駄な脚を使わず前につけられる。
ここを高く評価します。
◎フリッカージャブ評価
トラックバイアス:★★★★★
枠順:★★★★★
先行力:★★★★★
1200m適性:★★★★★
総合評価:S
○1番ママコチャ|最内枠で人気以上に怖い
対抗○は1番ママコチャ。
9月1日時点のnetkeiba予想オッズでは5番人気・11.7倍想定。
実績を考えれば、ここまで人気が落ちるなら狙ってみたい馬です。
セントウルSでは、
- 2024年 2着
- 2025年 2着
と2年連続連対。
特に昨年は2枠3番から4角3番手につけ、勝ち馬から0秒1差。
今年はさらに内の1枠1番を引きました。
最内枠は包まれるリスクがありますが、武豊騎手なら無理にハナを主張せず、ピューロマジックやフリッカージャブを行かせて内の好位を確保する競馬が考えられます。
今年7歳ですが、JRAも「7歳になった今年も健在」と評価。
人気より能力を低く見積もられている可能性があり、馬券的にはダイヤモンドノットよりこちらを上に取りたいと判断しました。
○ママコチャ評価
トラックバイアス:★★★★★
枠順:★★★★★
先行力:★★★★☆
実績:★★★★★
総合評価:A+
▲5番ダイヤモンドノット|1番人気でも消せないが◎にはしない
3番手▲は3枠5番ダイヤモンドノット。
9月1日時点では予想単勝3.0倍の1番人気。
京王杯2歳S、ファルコンSを勝ち、朝日杯FS2着、NHKマイルC5着。能力だけなら今回最上位クラスでしょう。
さらに今回は3歳馬で55kg。
3枠5番も非常に良いところです。
それでも◎にしなかった理由は1200m。
福永祐一調教師自身が「1400がベストの馬」と話しており、1200m戦はデビュー直後以来。
今回の高速スプリント戦で、ピューロマジックやフリッカージャブの純粋な1200mスピードにどこまで対応できるかは未知数です。
能力は認めつつ、単勝3倍前後なら「絶対的な本命」にはしません。
穴馬☆は内~中枠から3頭
☆2番クラスペディア
今回の最重要穴馬。
予想オッズでは12番人気・47.5倍。
しかし1枠2番は魅力的です。
4月の春雷Sでは2番手から押し切って1着。前走CBC賞は11着でしたが、2番手につける先行力は見せています。
今回、ピューロマジックやフリッカージャブの後ろで内ラチ沿いをロスなく回れれば、人気ほど差はないと見ます。
「内+先行」で拾うなら最も面白い穴馬。
☆7番メイショウヨゾラ
11番人気想定・32.5倍の穴候補。
近2走は、
- 袖ケ浦特別 1着
- 会津S 1着
と芝1200mを連勝。
しかもどちらも3番手からの競馬です。
今回は3勝クラスから一気にGⅡ挑戦なので、能力比較では未知数。
しかし斤量55kgで4枠7番。
現在の勢いと位置取り適性を考えると、開幕週のトラックバイアスを味方につけて残るシーンは十分ありそうです。
☆6番プロトポロス
今回もっとも大胆に狙う穴が3枠6番プロトポロス。
9月1日時点では16番人気・114.2倍想定。
注目は前走CBC賞。
17番人気ながら1分06秒9で4着まで追い込みました。
今回は53kgから57kgになるため条件は厳しくなります。
それでも3枠6番を引けたことで、外を回す必要はありません。
元々先行経験もある馬だけに、スタートを決めて中団より前で流れに乗れれば、CBC賞の高速決着実績が生きる可能性があります。
三連系の超穴として押さえます。
人気馬ピューロマジックを6頭から外した理由
最も悩んだのが9番ピューロマジック。
函館スプリントS、アイビスサマーダッシュを連勝中で、スピード能力は文句なしです。函館SSでは1番手から押し切っています。
普通に考えれば有力馬。
それでも今回は6頭から外しました。
理由は、フリッカージャブ、クラスペディア、ダイヤモンドノット、メイショウヨゾラなど内側に先行馬が多いこと。
5枠9番からハナを取りに行けば、前半で脚を使う可能性があります。
今回狙いたいのは「逃げ馬」そのものではなく、
逃げ馬の直後を内で追走できる馬。
そのため人気とのバランスを考えて評価を下げました。
ただし、土曜日の阪神芝で「逃げれば止まらない」という極端な前残り馬場になった場合は、評価を上げる必要があります。
セントウルS2026最終予想
改めて結論です。
◎ 3 フリッカージャブ
○ 1 ママコチャ
▲ 5 ダイヤモンドノット
☆ 2 クラスペディア
☆ 7 メイショウヨゾラ
☆ 6 プロトポロス
今年のテーマは、
「開幕週だから逃げ馬」ではなく、「内枠から好位を取れる馬」。
本命フリッカージャブは2枠3番から、逃げるピューロマジックを見る形が理想。
対抗ママコチャは最内をロスなく立ち回れば、3年連続連対も十分。
穴では特に2番クラスペディアを狙います。
馬券を組むなら
まず軸は**◎3フリッカージャブ**。
馬連・ワイドなら、
3-1、5、2、7、6
三連複なら、
3-1、5-1、5、2、7、6
を中心に考えます。
高配当狙いなら、
◎フリッカージャブ-☆クラスペディア
のワイドを面白い組み合わせとして注目します。
なお、この記事は2026年9月4日・枠順確定後の情報をもとにした予想です。9月5日の阪神芝レースで実際のトラックバイアスが確認できれば、最終的な評価が変わる可能性があります。
主な確認資料
- JRA「第40回産経賞セントウルステークス」2026年9月4日確認
- JRA「阪神競馬場 馬場情報」2026年9月4日正午現在
- JRA「出走馬情報」2026年9月4日確認
- JRA 2023~2025年セントウルS結果
- netkeiba「セントウルS枠順確定」2026年9月4日
- netkeiba「予想オッズ」2026年9月1日

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