2026年10月11日(日)、東京競馬場でアイルランドトロフィー(GⅡ)が開催されます。
今年はオークス馬カムニャック、前年覇者ラヴァンダ、重賞実績豊富なクイーンズウォークなど、実力ある牝馬が集結しました。
しかし、今回の予想では単純な実績や人気順ではなく、東京芝1800mのトラックバイアスと枠順、想定されるペースを重視します。
特に注目したいのが、開幕2週目のAコースと、先週の毎日王冠で確認できた好位勢の強さ。
結論からいうと、本命は⑩セキトバイースト。逃げ・先行タイプの競合は気になるものの、同じ東京芝1800mの重賞を勝っているコース適性を評価します。
調査・予想基準日:2026年10月9日(金)
※枠順と出走馬は確定情報です。10月11日当日の馬場状態・最終オッズはまだ確認できません。
アイルランドトロフィー2026の予想印と厳選6頭
| 印 | 馬番・馬名 | 騎手 | 評価ポイント |
|---|---|---|---|
| ◎ | ⑩セキトバイースト | 浜中俊 | 先行力・同コース重賞勝ち |
| ○ | ③クイーンズウォーク | 西村淳也 | 内枠・東京適性・末脚 |
| ▲ | ⑪ラヴァンダ | 横山和生 | 昨年優勝・高速馬場適性 |
| ☆ | ⑨ウイントワイライト | 横山典弘 | 同コース重賞2着・差し脚 |
| ☆ | ⑤カネラフィーナ | 石川裕紀人 | 3枠5番・東京1800m勝利 |
| ☆ | ⑧ルージュソリテール | 横山武史 | 好位差し・距離適性 |
今回のポイントは、能力の高いカムニャックとジョスランがともに8枠へ入ったことです。
もちろん外枠だけで評価を落とせるレースではありません。昨年の勝ち馬ラヴァンダも8枠15番から優勝しています。
ただし、現在の東京芝は内側の状態が良く、先行・好位勢が有利になりやすい状況。外枠から位置を取りにいく際の距離ロスを考え、今回は内~中枠の馬を中心に組み立てました。
過去3年の結果から読む枠順・脚質・トラックバイアス
2023年と2024年は「アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス」という名称で開催されています。いずれも東京芝1800mで行われたため、今年の参考データとして比較できます。
過去3年の1~3着馬
| 年 | 着順 | 馬名 | 馬番 | 4角位置 |
|---|---|---|---|---|
| 2025 | 1着 | ラヴァンダ | 15 | 10番手 |
| 2着 | アンゴラブラック | 2 | 3番手 | |
| 3着 | カナテープ | 7 | 5番手 | |
| 2024 | 1着 | ブレイディヴェーグ | 5 | 10番手 |
| 2着 | シンティレーション | 10 | 12番手 | |
| 3着 | マスクトディーヴァ | 6 | 9番手 | |
| 2023 | 1着 | ディヴィーナ | 7 | 1番手 |
| 2着 | ルージュエヴァイユ | 5 | 8番手 | |
| 3着 | ライラック | 8 | 5番手 |
出典:JRA公式レース結果(2023~2025年)
この3年間で馬券に絡んだ9頭のうち、7頭が3~6枠でした。
一方、脚質には大きな違いがあります。
- 2023年: ディヴィーナが逃げ切り。後方からルージュエヴァイユが追い込んで2着。
- 2024年: ブレイディヴェーグが10番手から差し切り。上位3頭は全て4コーナー9番手以下。
- 2025年: ラヴァンダが10番手から差し切った一方、3番手、5番手で運んだ馬も好走。
つまり、単純に「逃げ有利」「差し有利」と固定できません。
前半1000mと上がり3Fの比較
| 年 | 前半1000m | レース上がり3F | 勝ち馬の脚質 |
|---|---|---|---|
| 2025 | 60.8秒 | 33.2秒 | 差し |
| 2024 | 58.7秒 | 34.1秒 | 差し |
| 2023 | 60.0秒 | 33.9秒 | 逃げ |
※JRA公表のハロンタイムから前半1000mを集計。
2024年は前半1000mが58.7秒と速く、後方勢が上位を独占。対して2023年は60.0秒の流れで逃げ切りが決まりました。
昨年は60.8秒という比較的落ち着いた流れでも、ラヴァンダが上がり32.4秒の末脚で差し切っています。
重要なのは前半の流れを読み、最後の直線に脚を残せる馬を探すこと。
これが今年の6頭選びの基本方針です。
2026年10月の東京芝1800m|現在の馬場傾向
10月9日発表の芝馬場情報
JRAが10月9日に発表した東京競馬場の状態は以下のとおりです。
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| 馬場状態 | 良 |
| 使用コース | Aコース |
| クッション値 | 9.6(標準) |
| 芝含水率・ゴール前 | 14.0% |
| 芝含水率・4コーナー | 12.7% |
| 芝の傷み | 少なく概ね良好 |
現在はAコースを使用しており、内側の傷みが少ないことが特徴です。
先週の毎日王冠2026が重要なヒント
10月4日に同じ東京芝1800mで行われた毎日王冠は、次のような結果でした。
| 着順 | 馬名 | 馬番 | 4角位置 |
|---|---|---|---|
| 1着 | セイウンハーデス | 1 | 3番手 |
| 2着 | ホウオウビスケッツ | 13 | 1番手 |
| 3着 | レディネス | 3 | 5番手 |
勝ち時計は1分45秒5。上位3頭はすべて4コーナー5番手以内でした。
もちろん1レースだけで「完全な前残り馬場」と断言することはできません。
しかし、内側の状態が良好で、好位勢が上位を占めたことから、現時点では以下のタイプを重視します。
今年の狙い方
- 内~中枠から無理なく先行できる馬
- 好位・中団で折り合い、直線で速い脚を使える馬
- 逃げ馬同士が競り合った際に差し込める馬
一方、大外を回る追い込み馬は、展開の助けが必要になる可能性があります。
ただし、土曜日のレースで外差しが目立つようになれば、評価を修正する必要があります。
本命◎・対抗○・3番手▲と穴馬3頭の評価
◎ 本命:⑩セキトバイースト
今回の本命はセキトバイーストです。
最大の評価材料は、2026年6月21日の府中牝馬ステークス(東京芝1800m)を逃げ切ったこと。
稍重馬場で1分45秒5を記録し、2着ウイントワイライトに0.5秒差をつけています。
今回の魅力は次の3点です。
- 同じ東京芝1800mで重賞勝利の実績がある
- 先行力があり、現在の馬場傾向に合う
- 前走の56kgから今回は55kgになる
ただし、今回は⑬ワタシマツワ、⑭ハワイアンティアレ、④クランフォードなど、前で運ぶ可能性のある馬が複数います。
競り合いが激しくなると最後の直線で苦しくなるため、無理にハナを主張せず、好位でも折り合えるかが鍵です。
逃げ争いが落ち着くなら、今回最も勝ち切る場面をイメージしやすい1頭です。
○ 対抗:③クイーンズウォーク
対抗は2枠3番のクイーンズウォーク。
2026年のヴィクトリアマイルでは3着。上がり3F33.1秒を記録しています。
さらに3月の金鯱賞でも3着と、中距離重賞での実績も十分です。
東京の長い直線に対応できる末脚と、2枠3番からロスを抑えて運べる点を評価しました。
前が速くなった場合は、セキトバイースト以上に展開が向く可能性があります。
不安材料は、内で包まれたり、進路を確保するのに手間取ったりすること。
それでも、好位の直後から直線で抜け出せるなら、勝ち負けに加わる有力候補です。
▲ 3番手:⑪ラヴァンダ
前年覇者ラヴァンダも軽視できません。
2025年のアイルランドトロフィーでは8枠15番から差し切り勝ち。上がり32.4秒という鋭い末脚を披露しました。
さらに2026年8月の中京記念では、芝1600mのコースレコードとなる1分31秒1で優勝しています。
高速決着への適性と、最後まで速い脚を使える点は大きな武器です。
今年は6枠11番。決して悪い枠ではありませんが、前走から引き続き56kgを背負います。
前が止まらない馬場では差し届かない可能性もあるため、今回は3番手評価としました。
☆ 穴馬①:⑨ウイントワイライト
今回、差し馬の中で最も面白い穴候補はウイントワイライトです。
6月の府中牝馬ステークスでは13番手から上がり33.9秒を記録して2着。
優勝したセキトバイーストには離されましたが、直線での伸びは目立ちました。
前走時は53kgで、今回は55kg。この斤量増は注意点です。
それでも、東京芝1800mで好走した実績があり、前が流れれば再び差し込む可能性があります。
勝ち切るよりも、3連複の相手やワイドで狙いたい存在です。
☆ 穴馬②:⑤カネラフィーナ
3枠5番に入ったカネラフィーナは、今回の枠順で評価を上げたい馬です。
2026年6月13日のジューンステークスでは、東京芝1800mを1分46秒0で勝利。
3番手から上がり33.8秒を記録しており、好位で脚をためながら速い末脚を使えるタイプです。
今年の馬場傾向には非常に合う脚質と考えます。
今回はブリンカー着用も確認できます。ただし、調教面の評価は分かれており、馬具の効果も実戦前には断定できません。
重賞での決め手が足りるかは課題ですが、好枠を生かせれば上位進出のチャンスがあります。
☆ 穴馬③:⑧ルージュソリテール
最後の穴候補は4枠8番のルージュソリテール。
2026年の阪神牝馬ステークスでは、好位から上がり33.6秒で3着に入りました。
一方、6月の府中牝馬ステークスでは12着、8月のクイーンステークスでは6着と、近2走は結果が出ていません。
それでも、好位につけられる先行力と速い上がりを兼ね備えている点は魅力です。
今回の4枠8番なら、外を大きく回らずに好位を確保できる可能性があります。
先行争いに巻き込まれず、少し脚をためる競馬ができれば面白い1頭です。
展開予想と馬券の買い目
今年のレース展開はどうなる?
今年はセキトバイーストに加えて、クランフォード、ワタシマツワ、ハワイアンティアレなど、逃げ・先行経験のある馬がいます。
ただし、実際にどの馬が先手を取るかは未確定。次の2つの展開を想定します。
パターンA:平均ペースで前が残る
先行争いが落ち着けば、⑩セキトバイーストの粘り込みが有力。③クイーンズウォークや⑤カネラフィーナが内寄りから迫る展開を考えます。
パターンB:先行争いが激しく差し決着
前半から流れれば、③クイーンズウォークや⑪ラヴァンダの末脚が生きます。
その場合は⑨ウイントワイライトも浮上するでしょう。
買い目の参考例
馬連:本線
- ③-⑩
- ⑩-⑪
- ⑨-⑩
ワイド:穴馬狙い
- ⑤-⑩
- ⑨-⑩
- ③-⑧
3連複:本命中心
- ③-⑩-⑪
- ③-⑤-⑩
- ③-⑨-⑩
- ③-⑧-⑩
- ⑤-⑩-⑪
- ⑨-⑩-⑪
- ⑧-⑩-⑪
合計7点。
馬券の買い目は参考例です。オッズを確認したうえで、購入点数と金額を調整してください。
まとめ|アイルランドトロフィー2026の本命は?
アイルランドトロフィー2026は、人気馬の能力比較だけではなく、枠順と馬場、展開を重視したいレースです。
過去3年には逃げ切りと差し切りの両方がありましたが、今年の東京はAコースを使用し、10月9日時点で芝の傷みが少ない状態です。
現開催の毎日王冠でも前で運んだ馬が好走しており、まずは好位を取れる馬を中心に予想を組み立てます。
最終予想6頭
- ◎ ⑩セキトバイースト
- ○ ③クイーンズウォーク
- ▲ ⑪ラヴァンダ
- ☆ ⑨ウイントワイライト
- ☆ ⑤カネラフィーナ
- ☆ ⑧ルージュソリテール
能力だけなら⑯カムニャックや⑮ジョスランも強敵ですが、今回は枠順と想定する位置取りの差を重視し、6頭の印から外しました。
勝負の鍵は、当日の馬場とセキトバイーストが無理なく先行できるかどうか。
土曜日の東京芝で前残り傾向が続くなら、⑩セキトバイースト中心の予想を維持したいと考えます。
反対に差し馬が台頭する馬場へ変化するなら、③クイーンズウォーク、⑪ラヴァンダの評価を引き上げる方針です。
調査資料・出典
- JRA公式|アイルランドトロフィー2026
- JRA公式|2026年確定出馬表
- JRA公式|2025年アイルランドトロフィー結果
- JRA公式|2024年府中牝馬ステークス結果
- JRA公式|2023年府中牝馬ステークス結果
- JRA公式|東京競馬場の馬場情報
- JRA公式|2026年毎日王冠結果
※記事は2026年10月9日時点の情報をもとに作成。予想はデータに基づく見解であり、的中を保証するものではありません。馬券の購入は20歳以上を対象とし、無理のない範囲でお楽しみください。

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