2026年10月12日(月・祝)、京都競馬場で第69回MBS賞スワンステークス(GⅡ)が行われます。
京都芝1400m外回りを舞台に争われる今年の一戦。注目したいのは、過去3年で人気薄の好走が相次いでいること、そして開催2週目の京都芝コースが良好な状態を維持していることです。
今回は確定枠順、過去3年の結果、10月10日の実際のレース内容を踏まえ、トラックバイアスを重視して6頭を選びました。
| 予想印 | 馬番・馬名 | 枠順 | 騎手 | 評価ポイント |
|---|---|---|---|---|
| ◎本命 | ④スズハローム | 2枠4番 | 藤懸貴志 | 内枠と末脚の組み合わせ |
| ○対抗 | ⑨オフトレイル | 5枠9番 | 菅原明良 | 昨年の覇者、差し脚上位 |
| ▲3番手 | ⑬マイネルチケット | 7枠13番 | 津村明秀 | 1400m重賞実績と安定感 |
| ☆穴馬 | ②ショウナンザナドゥ | 1枠2番 | 池添謙一 | ロスの少ない先行策 |
| ☆穴馬 | ⑩ララマセラシオン | 5枠10番 | 横山琉人 | 展開が向けば差し込み |
| ☆穴馬 | ⑭ワイドラトゥール | 7枠14番 | 北村友一 | 昨年12番人気で2着 |
今回の予想の軸は「内寄りをロスなく立ち回る差し馬」です。
単純な前残りや大外一気に決め打ちせず、好位から後方までの馬の位置取りと直線での進路を考えて組み立てています。
過去3年のスワンSを分析|枠順と脚質の傾向
まず、京都芝1400mで開催された2023~2025年の結果を確認しましょう。
| 年 | 着順 | 馬名 | 馬番 | 4角通過 | 人気 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | 1着 | オフトレイル | 7 | 11番手 | 5 |
| 2025 | 2着 | ワイドラトゥール | 4 | 11番手 | 12 |
| 2025 | 3着 | ランスオブカオス | 1 | 6番手 | 4 |
| 2024 | 1着 | ダノンマッキンリー | 17 | 11番手 | 5 |
| 2024 | 2着 | オフトレイル | 6 | 16番手 | 6 |
| 2024 | 3着 | トゥラヴェスーラ | 5 | 14番手 | 13 |
| 2023 | 1着 | ウイングレイテスト | 3 | 2番手 | 10 |
| 2023 | 2着 | ララクリスティーヌ | 15 | 4番手 | 6 |
| 2023 | 3着 | ロータスランド | 18 | 13番手 | 11 |
出典:JRA公式・2023~2025年スワンステークス結果(2026年10月10日確認)
過去3年で重要なのは次の3点です。
① 追い込み・差しが上位に届いている
9頭の3着以内馬のうち、6頭は4コーナーで10番手以下でした。特に2024年は上位3頭すべてが4コーナーで11番手以下です。
京都外回り1400mは3~4コーナーの下り坂でスピードが上がり、直線も約400mあります。速い流れになれば、先行馬だけで押し切るのは簡単ではありません。
② 内枠だけが有利ではない
過去3年の3着以内9頭を枠で整理すると、1~4枠が6頭、5~6枠が0頭、7~8枠が3頭。
内寄りが優勢ですが、2024年は8枠17番が優勝し、2023年は8枠18番が3着に入っています。
そのため、外枠だからという理由だけで差し馬を軽視するのは危険です。
③ 人気薄の台頭が目立つ
2023年の勝ち馬は10番人気。2024年は13番人気が3着、2025年は12番人気が2着に入りました。
1番人気馬を中心に堅くまとめるより、枠順や展開によって能力を発揮できそうな伏兵を狙う余地があります。
なお、JRA公式の過去10年データでも、京都開催のスワンSは2枠の3着内率が33.3%と比較的高く、8枠も好走例があります。ただし、過去の集計は開催時期や馬場状態が異なるため、当日の馬場分析を優先します。
2026年10月10日の京都芝|最新トラックバイアス
スワンS予想で最も重要視したいのが、開催中の芝の状態です。
JRAによると、10月10日はAコースを使用。10月9日公表時点で芝は良馬場、芝の生育状態も概ね良好とされています。
さらに、10月10日に行われた京都10R・宇治川特別は、本番と同じ芝1400m外回りでした。
| 着順 | 馬番・馬名 | 4角位置 | 上がり3F |
|---|---|---|---|
| 1着 | ⑥エルハーベン | 8番手 | 33.5秒 |
| 2着 | ⑦アイルドリアン | 1番手 | 34.1秒 |
| 3着 | ⑨ヒーローインチーフ | 11番手 | 33.3秒 |
勝ち時計は1分19秒7。中団からの差しが勝ち、後方の馬も馬券圏内に届きました。一方で逃げ馬も2着に粘っています。
この結果から、10月10日時点では次のように評価します。
- スピードの出る良好な芝で、速い上がりを使える馬が有力
- 逃げ・先行にもチャンスがあり、極端な差し一辺倒ではない
- 直線でスムーズに進路を確保できるかが重要
ただし、これは同日の1レースを重視した暫定評価です。開催全体で明確な内外の有利不利が確定したわけではありません。
現段階では「内~中をロスなく運べる差し馬」を上位評価し、逃げ馬も穴として残す予想です。
スワンステークス2026|本命・対抗・3番手・穴馬3頭の詳しい評価
◎本命 ④スズハローム|2枠4番
今回、最も面白いと考えたのがスズハロームです。
2026年は京都の洛陽Sを勝ち、ダービー卿チャレンジトロフィーでも後方から追い込んで優勝。安田記念では17着でしたが、今回の相手関係なら巻き返しを期待します。
1400mでも2024年の京王杯スプリングカップで3着の実績があり、2023年10月には京都芝1400mの2勝クラスを後方から差し切っています。
注目は2枠4番という枠順。
京都芝1400mでは道中の距離ロスを抑えられる内枠に入り、直線まで脚を温存できれば大きな武器となります。近走のような差し脚を発揮できれば、人気上位馬をまとめて差し切る可能性があります。
不安材料は、2024年のスワンSでは2番人気で15着だったこと。また、後方から運ぶと馬群に包まれる危険もあります。
本命の決め手:2枠4番の枠順、京都実績、差しが届く馬場への期待。
○対抗 ⑨オフトレイル|5枠9番
昨年のスワンSを1分18秒9のコースレコードで制した実力馬。2024年も2着に入っており、この舞台に対する適性は出走馬の中でも特に高い存在です。
2026年の安田記念では6着ながら勝ち馬と0.2秒差。直線での決め手は依然として高く評価できます。
今回は5枠9番。内過ぎず外過ぎない位置から運べるため、進路を選びながら末脚を発揮できる可能性があります。
ただし、昨年の優勝時より負担重量が1kg重い58kgである点は考慮したいところ。
能力・実績だけなら本命候補ですが、配当妙味を考えて対抗評価としました。
対抗の決め手:過去2年連続連対のコース実績と、GⅠでも通用する末脚。
▲3番手 ⑬マイネルチケット|7枠13番
今年の1400m路線で安定した成績を残している1頭。
2026年の京王杯スプリングカップで3着、続くパラダイスSでは中団から上がり33秒2の末脚で優勝しています。
単純な追い込み一辺倒ではなく、ある程度の位置を確保してから速い上がりを使える点が魅力です。
7枠13番は内枠ほど距離ロスを抑えられませんが、馬群に包まれずスムーズに加速できる可能性があります。
京都の内回りと外回りは異なりますが、この馬の1400m重賞実績と持続力は評価したいところです。
懸念は、外を回されて直線で先頭から離される展開になること。
3番手の決め手:1400m適性、近走の安定感、速い上がりを使える自在性。
☆穴馬 ②ショウナンザナドゥ|1枠2番
前残りが発生した場合に、最も警戒したい穴馬です。
2026年8月の朱鷺Sでは、新潟芝1400mを逃げ切って優勝。6月のパラダイスSでも先頭でレースを運び、マイネルチケットとタイム差なしの2着でした。
今回は1枠2番。スタートを決めれば内ラチ沿いの位置を確保しやすい枠です。
他馬との先行争いが激しくならず、前半で無理に脚を使わずに進められれば、直線まで粘り込む場面が考えられます。
反対に、アイサンサンや大外のエリカエクスプレスなどが積極的に先行してペースが上がる場合は苦しくなりそうです。
穴馬の決め手:1枠2番、近2走の1400m好走、先行馬が粘れる現在の芝状態。
☆穴馬 ⑩ララマセラシオン|5枠10番
人気の盲点になれば狙ってみたい差し馬です。
2026年の阪急杯では14番人気で2着に好走。前走の朱鷺Sでも13番手から脚を伸ばして3着に入りました。
特に、朱鷺Sではショウナンザナドゥとタイム差なし。直線で差し脚が生きる流れになれば、巻き返しを期待できます。
5枠10番からなら無理にポジションを上げず、中団後方で脚を温存する戦術が考えられます。
今回はGⅡで相手が強くなりますが、同距離の重賞好走経験は軽視できません。
穴馬の決め手:阪急杯2着の実績、前走の末脚、人気以上に走る可能性。
☆穴馬 ⑭ワイドラトゥール|7枠14番
昨年のスワンSで12番人気ながら2着に好走した馬です。
昨年は4コーナー11番手から上がり33秒3の脚を使い、勝ち馬オフトレイルとクビ差まで迫りました。
今年の愛知杯でも後方から上がり33秒2を記録して4着。現在の速い芝でも、流れ次第で上位に迫れる決め手があります。
今回は7枠14番。内枠ほど距離ロスを抑えられませんが、外からリズムよく進められれば、直線での差し込みを期待できます。
2026年のヴィクトリアマイルでは15着に敗れており、近走の成績だけでは強調しにくいものの、1400mへの距離短縮と得意舞台への復帰で見直します。
穴馬の決め手:昨年のスワンS2着、1400m適性、差しが届く展開への期待。
展開予想と最終結論
序盤は②ショウナンザナドゥが内から積極的に位置を取りにいく可能性があります。
⑱エリカエクスプレスもこれまでのレースでは先行力を見せてきました。大外からどこまで位置を取りに行くのかによって、前半のペースが変わりそうです。
①ダイヤモンドノット、⑥ウインマーベル、⑪レザベーションなども、状況によって前目で運べるタイプです。
そのため、逃げ馬が単独で楽に運ぶ展開と、複数の馬が競り合う展開の両方を考えておく必要があります。
前半から流れが速くなれば、④スズハロームや⑨オフトレイル、⑩ララマセラシオンの差し脚が生きると判断します。
一方、先行争いが落ち着き、内ラチ沿いを通る馬が有利な状態なら、②ショウナンザナドゥの残り目が怖いところです。
今回の最終予想
◎ ④スズハローム
○ ⑨オフトレイル
▲ ⑬マイネルチケット
☆ ②ショウナンザナドゥ
☆ ⑩ララマセラシオン
☆ ⑭ワイドラトゥール
今回はオフトレイルの実績を評価しながらも、人気に偏らず、内枠から差せるスズハロームを本命にしました。
穴馬ではショウナンザナドゥの先行力、ララマセラシオンの末脚、昨年2着のワイドラトゥールを警戒します。
ただし、スワンS当日の馬場傾向は10月10日時点では確認できません。10月11日の芝レースと12日当日の馬場状態によっては、先行馬と差し馬の評価を調整する必要があります。
最終的に重視したいのは、枠順だけでなく、その枠を生かしてどの位置で走れるか。
今年も人気薄の差し馬が波乱を演出するのか。京都外回り1400mらしい、最後の直線まで目が離せない一戦になりそうです。
調査・予想基準
調査日:2026年10月10日
対象レース:2026年10月12日・MBS賞スワンステークス(GⅡ)
確認内容:確定枠順、JRA出馬表、過去3年の公式結果、京都競馬場馬場情報、10月10日宇治川特別の結果
予想の性質:10月10日時点の事前予想。オッズや当日の馬場状態による確定的な評価ではありません。
参考資料
- JRA・スワンステークス2026
- JRA・スワンステークス2026データ分析
- JRA・京都競馬場馬場情報
- JRA・2025年スワンステークス結果
- JRA・2024年スワンステークス結果
- JRA・2023年スワンステークス結果
※競馬には不確実性があります。予想結果や的中を保証するものではありません。

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