2026年9月26日(土)に阪神競馬場で行われる第30回シリウスステークス(GIII・ダート2000m)。
今年はラムジェット、メイショウズイウン、ギュルヴィなど実績馬がそろいましたが、ハンデ戦だけに単純な能力比較だけでは決めにくい一戦です。
そこで今回は、枠順、阪神ダート2000mのコース特性、過去3年のシリウスS、今開催の阪神ダートの傾向、そして雨予報まで含めて予想します。
2026年9月25日19時時点の最終予想は次の6頭です。
| 印 | 馬番 | 馬名 | ポイント |
|---|---|---|---|
| ◎ | 6 | ギュルヴィ | 好位から運べるコース巧者 |
| ○ | 3 | メイショウズイウン | 内枠+先行力+道悪対応力 |
| ▲ | 13 | ラムジェット | GⅠ級の能力と差し脚 |
| ☆ | 8 | ダブルジョーク | 阪神ダ2000m実績+軽ハンデ |
| ☆ | 1 | ジューンアヲニヨシ | 仁川S勝ちのコース巧者 |
| ☆ | 10 | サイモンザナドゥ | 昨年シリウスS2着 |
枠順・斤量はJRAが9月25日に確定。ギュルヴィは3枠6番・57kg、メイショウズイウンは2枠3番・57kg、ラムジェットは7枠13番・59kgです。
2026年シリウスSは「前だけ」ではなく好位~差しを重視
阪神ダート2000mは芝部分からスタートし、最初の1コーナーまで約500mあります。
JRAによると、芝スタートに加えて1コーナーまでが長いため前半のスピードが出やすく、最後はスタミナ勝負になりやすいコース。ゴール前には急坂も待っています。
つまり、
「前に行けばそのまま残れる」
というコースではありません。
特に重要なのが今年の並びです。
逃げ候補は3番メイショウズイウン。そこへギュルヴィやサイモンザナドゥなどが好位につける形になりそうです。
メイショウズイウンが無理なく運べれば前残りもありますが、芝スタートで序盤からペースが上がれば、好位勢と中団から脚を使える馬の出番が増えてきます。
今開催の阪神ダートも差しは届いている
直近9月21日に行われた阪神ダート2000mでは、
- 1着メイショウジンライ=6→6→3→2番手
- 2着ジーティーアメリカ=9→9→9→8番手
- 3着ゴールドコット=13→13→9→9番手
という結果でした。
一方、逃げたルシタニアは12着、2番手を進んだマジックブルーも7着。前半600mが35秒2と速くなったことで、先行勢には厳しい流れとなっています。
9月19日の阪神ダート1800mでも、ナムラハリスが11番手付近から差し切っており、今開催は「前にいないと無理」という馬場ではありません。
そのため今年のシリウスSでは、
逃げ馬よりも「好位で脚をためられる馬」と「展開が速くなった時に差せる馬」
を重視します。
過去3年のシリウスSから見る枠順・脚質
過去3年を見る場合、2024年だけ中京ダート1900mで行われている点には注意が必要です。
2025年・阪神ダート2000m
1着ホウオウルーレットは8枠13番から14→14→12→11番手。
2着サイモンザナドゥは8→8→5→5番手、3着ジューンアヲニヨシは2→2→2→1番手でした。
前半600mは35秒1。かなり速い入りとなり、後方にいたホウオウルーレットが差し切っています。
2024年・中京ダート1900m
1着ハギノアレグリアスは1枠1番、2着オメガギネスも2枠2番。
この年は内枠勢が好走しましたが、舞台が中京ダート1900mなので、今年の阪神とは分けて考えた方がよさそうです。
2023年・阪神ダート2000m
1着ハギノアレグリアスは8枠14番から6~8番手付近。
2着アイコンテーラーは3番手、3着ヴァンヤールは4番手付近から競馬をしています。逃げ切りではなく、好位~中団で脚を温存した馬が上位でした。
2023年と2025年の阪神開催はいずれも8枠馬が勝っています。
サンプル数が少ないため「外枠有利」と断定はできませんが、少なくとも阪神ダート2000mで内枠絶対有利とは言いにくいでしょう。
1コーナーまで約500mあるため、外枠でもポジションを取り直す時間があります。
本命◎6番ギュルヴィ
本命は6番ギュルヴィ。
現在4番人気前後ですが、今年のメンバーでは最も「阪神ダート2000mの勝ち方」がイメージしやすい馬です。
2026年3月28日の阪神ダート2000mでは、2→2→2→2番手から抜け出して2勝クラスを勝利。
同じコースで実際に結果を残しているのは大きな材料です。前走マーキュリーCでも重賞初挑戦ながら3着でした。通算成績も11戦4勝・2着5回・3着1回と安定しています。
今回は3枠6番。
内過ぎず外過ぎず、逃げるメイショウズイウンを見ながら運べる絶好の位置です。
前が残る馬場なら好位から押し切り、前が崩れれば一列後ろから抜け出す。
トラックバイアスが当日多少変化しても対応しやすい点を最も高く評価しました。
対抗○3番メイショウズイウン
対抗は3番メイショウズイウン。
前走BSN賞ではブリンカー着用でハナを奪い、そのまま押し切ってオープン初勝利。
JRAも「ブリンカー着用2走目の前走でハナを切って激変」と紹介しています。
今回は2枠3番。
逃げるには非常に動きやすい枠です。
さらに前走は水分を含んだダートで結果を出しており、26日の雨予報も大きなマイナスには考えません。
ただし阪神ダート2000mは前半が速くなりやすく、2025年のシリウスSや今開催の9月21日の2000mでも先行馬が苦しくなっています。
単騎なら勝ち負け、競られれば最後に甘くなる可能性があるため、◎ではなく○としました。
3番手▲13番ラムジェット
▲は13番ラムジェット。
59kgのトップハンデですが、純粋な能力なら最上位クラスです。
2025年チャンピオンズC3着、2026年帝王賞5着など、今回より上のカテゴリーで戦ってきました。帝王賞でも勝ち馬から0秒8差でした。
7枠13番も大きなマイナスとは考えません。
阪神ダート2000mは1コーナーまで距離があるうえ、近年の阪神開催では2023年・2025年とも8枠馬が勝利しています。
メイショウズイウンを中心に前半が速くなるなら、ラムジェットの持続力が生きる展開。
問題はやはり59kg。
軽ハンデ馬との差を考え、3番手評価とします。
穴☆8番ダブルジョーク
1頭目の穴は8番ダブルジョーク。
9月25日19時07分時点では9番人気・単勝22倍台ですが、今回かなり面白い存在です。
最大の理由が阪神ダート2000m実績。
4月12日の梅田Sでは13番手付近から追い上げ、上がり35秒6で差し切っています。
勝ち時計は2分04秒6。
今回とまったく同じ阪神ダート2000mで、後方から勝ち切った経験があります。
しかも今回は55kg。
上位馬との斤量差もあります。
最終追い切りを高く評価するメディアもあり、前半が速くなれば一気に浮上してきそうです。
今回の穴馬3頭の中では最も狙いたい1頭です。
穴☆1番ジューンアヲニヨシ
2頭目は1番ジューンアヲニヨシ。
近2走の平安S11着、アンタレスS12着だけを見ると買いにくい馬ですが、今年2月の仁川Sを忘れてはいけません。
同じ阪神ダート2000mで、6→5→4→3番手から抜け出して勝利。時計は2分04秒0でした。
今回は1枠1番。
包まれるリスクはありますが、ある程度前へ出せれば距離ロスなく立ち回れます。
現在7番人気前後なら、近走着順だけで人気を落としているコース替わりの狙い目として残したい馬です。
穴☆10番サイモンザナドゥ
3頭目は10番サイモンザナドゥ。
現在10番人気前後ですが、昨年のシリウスSで2着に入った実績があります。
2025年は8→8→5→5番手から伸び、勝ったホウオウルーレットとはわずか半馬身差でした。
さらに前走の名鉄杯では3→3→3→3番手から3着。
近走では再び前めのポジションを取れるようになっています。JRAも「前走では久々にポジションを取る競馬ができた」と評価しています。
昨年55kgから今年は56kgになりますが、それでもラムジェット59kgなどと比較すれば有利。
前年2着馬が10番人気前後なら、馬券には加えておきたいところです。
人気馬マイノワールは今回は評価を下げる
9月25日19時07分時点で1番人気になっているのが12番マイノワールです。
55kgは魅力で、前走の観月橋Sも勝利しています。
ただし今回は3勝クラスからいきなり重賞への挑戦。
さらに前走が4月25日で約5か月ぶりとなります。
能力的に通用しても不思議ではありませんが、1番人気として積極的に狙うほど条件がそろったとは判断しませんでした。
今回は人気とのバランスを考えて6頭から外します。
シリウスステークス2026の展開予想
逃げは3番メイショウズイウン。
その後ろに1番ジューンアヲニヨシ、6番ギュルヴィ、10番サイモンザナドゥなど。
13番ラムジェットや8番ダブルジョークは中団より後ろになりそうです。
最大のポイントは最初の600m。
メイショウズイウンが単騎で36秒台程度まで落とせれば前残り。
一方で芝スタートから35秒台前半まで速くなれば、2025年シリウスSや9月21日の阪神ダート2000mのように、最後は差し馬が浮上すると考えます。
雨で馬場が高速化した場合でも、単純に逃げ馬だけを狙うのではなく、
好位から動けるギュルヴィ+展開が崩れた時のダブルジョーク、ラムジェット
という組み合わせを重視します。
最終予想と買い目
最終結論です。
◎ 6 ギュルヴィ
○ 3 メイショウズイウン
▲ 13 ラムジェット
☆ 8 ダブルジョーク
☆ 1 ジューンアヲニヨシ
☆ 10 サイモンザナドゥ
馬券を組むなら、軸は6番ギュルヴィ。
本線は、
馬連
6-3、13、8
穴狙いなら、
ワイド
6-8
6-1
6-10
3連複は、
6-3・13-1・3・8・10・13
という組み立てを考えます。
特に狙いたい穴は8番ダブルジョーク。
同じ阪神ダート2000mを後方から上がり35秒6で勝っている点と55kgのハンデは、今年の展開に合う可能性があります。
なお、9月25日正午時点の阪神ダートは良馬場で、含水率はゴール前1.0%、4コーナー1.7%。中間に降雨はありません。26日は雨予報が出ているため、当日朝のJRA発表でダートの含水率と馬場状態が変わった場合は最終判断を微調整したいレースです。
※予想・オッズは2026年9月25日19時時点。オッズ、馬場状態、出走取消などはレース当日の主催者発表をご確認ください。
主な参照情報
JRA「第30回シリウスステークス 出馬表・出走馬情報」2026年9月25日確認。
JRA「阪神競馬場 コース紹介」「シリウスステークス コースの特徴」2026年9月25日確認。
JRA「2023~2025年シリウスステークス結果」。
JRA発表・ラジオNIKKEI「阪神競馬場 馬場情報」2026年9月25日13:06更新。

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