情報確認日:2026年10月2日
2026年10月4日(日)に京都競馬場で行われる第61回京都大賞典(GⅡ)。舞台は京都芝2400m・外回り、18頭立てで行われます。
今年の予想で最も重要視したいのが「枠順」と「トラックバイアス」です。
能力だけを見れば大外18番ダノンシーマは当然有力。しかし、過去3年の京都大賞典を調べると、かなり特徴的な傾向が出ています。
過去3年の1~3着馬9頭は、なんと全馬が馬番3~8。
さらに勝ち馬は2023年が4角2番手、2024年が5番手、2025年が7番手。後方一気よりも、4角までにある程度の位置を取れる馬の方が勝ち切りやすい結果になっています。
そこで今回は人気順ではなく、
「開幕週Aコース」「内~中枠」「4角で前との差を詰められる」「京都外回り2400mへの適性」
を中心に6頭を選びました。
京都大賞典2026の最終予想
| 印 | 馬番 | 馬名 | 主な評価ポイント |
|---|---|---|---|
| ◎ | 6 | アクアヴァーナル | 3枠+55kg+京都適性+自在性 |
| ○ | 3 | ディープモンスター | 昨年と同じ3番、京都大賞典連覇圏 |
| ▲ | 4 | ヘデントール | 2枠4番+京都長距離GⅠ実績 |
| ☆ | 1 | ウエストナウ | 最内枠+2400m適性、人気薄なら狙う |
| ☆ | 11 | ファミリータイム | 京都2400m重賞2着+先行力 |
| ☆ | 12 | エコロディノス | 京都記念3着、好位を取れる穴馬 |
本命◎は6番アクアヴァーナル。
そして今回の予想で大きなポイントになるのが、予想オッズ1番人気だった18番ダノンシーマを6頭から外したことです。
能力を疑っているのではありません。むしろ戦績だけなら最上位クラス。それでも今回は「能力<枠とバイアス」という組み立てにしました。
過去3年と現在の京都芝から見るトラックバイアス
まず過去3年の結果です。
| 年 | 馬場 | 1着 | 2着 | 3着 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年 | 稍重 | ③ディープモンスター | ⑤サンライズアース | ⑧ヴェルミセル |
| 2024年 | 良 | ④シュヴァリエローズ | ⑦ディープボンド | ③メイショウブレゲ |
| 2023年 | 重 | ⑦プラダリア | ⑥ボッケリーニ | ④ディープボンド |
良馬場、稍重、重と馬場状態がそれぞれ異なっていたにもかかわらず、馬券圏内9頭がすべて3~8番に収まっています。2025年は18頭立て、2023年も14頭立てなので、単純に頭数が少なかったからという説明もしにくい結果です。
もちろん3年だけなので「絶対的な内枠有利」とまでは断定できません。
一方で、京都芝2400mはAコースの場合、スタートから1コーナーまで約597.3mと長いため、JRAも「外枠でもポジションを取りやすい」と説明しています。つまり大外枠が即消しになるコースでもありません。
それでも18頭立てで外を回り続ければ距離ロスが発生します。開幕週なら、ロスなく内~中を立ち回れる馬を上に取る価値はあると判断しました。
2026年の京都芝はAコース・開幕週
10月2日正午時点で京都芝は良馬場。今開催はAコースで、内柵は最内に設置されています。
第3回京都終了後には向正面、3~4コーナー、直線の内側を中心に約27,200平方メートルの芝が張り替えられ、JRA発表では「全体的に良好な状態」。クッション値は9.6で標準の範囲、芝の含水率はゴール前・4角とも8.6%でした。
ここは重要です。
今開催は開幕週なので、内側が荒れているため外を回した方がいい、という状況ではありません。
ただし、京都開催は10月3日(土)が初日です。この記事作成時点では土曜の芝レースがまだ行われていないため、実戦で「内が伸びる」「外差しが届く」といった2026年秋開催の実際のトラックバイアスは、まだ確認できません。
したがって今回の予想は、
過去3年の京都大賞典+Aコース開幕週の馬場状態+枠順
から組み立てた「前日段階のバイアス予想」としています。
本命◎6番アクアヴァーナル
今回最も狙いたいのが3枠6番アクアヴァーナルです。
過去3年で馬券内9頭すべてが入っている「3~8番」のど真ん中。
さらに今年は牝馬で55kg。2026年は阪神大賞典2着、天皇賞・春4着。天皇賞・春では8-8-7-6という位置取りから勝ち馬と0.2秒差まで詰めています。
この「好位~中団から長く脚を使える」という特徴が京都大賞典向きです。
昨年の勝ち馬ディープモンスターも6-5-7-7、2024年のシュヴァリエローズも6-6-5-5、2023年のプラダリアも3-3-3-2。
極端な追い込みではなく、4角で勝負圏内にいる馬が3年連続で勝っています。
アクアヴァーナルなら松山弘平騎手が内目からある程度ポジションを確保し、3~4コーナーで前との差を詰める競馬ができる可能性があります。
能力、枠、斤量、脚質のバランスを考えて**◎アクアヴァーナル**としました。
対抗○3番ディープモンスター
○は2枠3番ディープモンスター。
何より強烈なのが、2025年の京都大賞典を馬番3番から優勝しており、今年も全く同じ3番を引いたことです。
昨年は6-5-7-7から上がり34.4秒で抜け出しました。
さらに2026年は海外でもアミールトロフィーGⅡ・芝2400mを勝ち、香港チャンピオンズ&チャターC・GⅠでも3着。8歳馬ですが、2400mでの能力が落ちていることを示す内容ではありません。
58kgという点で55kgのアクアヴァーナルを上にしましたが、枠順だけなら今年最も理想的なのはこの馬かもしれません。
開幕週の内目をロスなく立ち回れれば連覇まで十分警戒したい存在です。
3番手▲4番ヘデントール
▲は2枠4番ヘデントール。
2025年の天皇賞・春を勝った京都巧者。2026年の天皇賞・春も5着で、京都の長距離戦への適性は既に結果を出しています。
そして今年は馬番4番。
過去3年では2023年ディープボンドが4番から3着、2024年シュヴァリエローズが4番から1着。内~中枠重視なら見逃せません。
不安なのは位置取りです。
2月の京都記念では11-11-11-11から8着。開幕週で後ろに構え過ぎると届かない可能性があります。
そのため能力だけなら◎候補でも、今回は**「4角までにどの位置まで上がれるか」**を考えて▲評価としました。
穴馬☆はウエストナウ・ファミリータイム・エコロディノス
☆1番ウエストナウ
1頭目の穴は1番ウエストナウ。
2026年5月のメトロポリタンS・東京芝2400mでは5-5-5-5から上がり33.7秒で勝利。その前の大阪―ハンブルクC・2600mでも2着に入っています。
2400m前後で「ある程度前につけながら速い上がりを使える」のは大きな武器です。
9月29日時点のnetkeiba予想オッズでは7番人気21.6倍。正式オッズではありませんが、この程度の人気にとどまるなら面白い穴候補です。
過去3年の馬券内が3番より外なので「1番だから絶対有利」とは言えませんが、開幕週Aコースで最短距離を走れるメリットは警戒します。
☆11番ファミリータイム
今回の穴馬の中でも特に面白いのが11番ファミリータイム。
2026年1月の日経新春杯は、今回と同じ京都芝2400m。そこで1-1-1-1と逃げ、勝ち馬とタイム差なしの2着でした。さらに宝塚記念では18番人気ながら6着まで走っています。
過去3年の勝ち馬を見る限り、京都大賞典は後方一辺倒よりも4角である程度前にいる方が勝ちやすい。
その点で、ファミリータイムは今回のメンバーでは展開利を作れる側の馬です。
9月29日時点の予想オッズでは12番人気30.8倍。人気とのギャップを考えると穴候補として押さえたい一頭です。
☆12番エコロディノス
最後の穴は12番エコロディノス。
2026年2月の京都記念では3-3-3-3から3着。上がり34.0秒で勝ち馬とは0.3秒差でした。
近2走だけを見ると大阪杯15着、函館記念9着なので買いにくく見えます。
しかし今回のテーマは「人気順に買わない」。
京都で前につけて重賞3着の実績があり、開幕週で前が止まりにくい展開になれば、この馬の先行力が生きる可能性があります。
9月29日時点の予想オッズでは13番人気38.2倍。今回の6頭では最も人気薄になりそうな存在です。
18番ダノンシーマを評価しつつ6頭から外した理由
今回一番悩んだのは18番ダノンシーマです。
2026年は阪神大賞典3着、目黒記念3着、新潟記念3着。JRA掲載の戦績でもここまで11戦して5勝・2着1回・3着5回で、馬券圏外がありません。能力面で軽視できる馬ではありません。
9月29日時点の予想オッズでは3.3倍の1番人気でした。
それでも今回は18番。
過去3年の京都大賞典で馬券になった9頭はすべて3~8番で、大外寄りからの馬券内はありません。
もちろん京都2400mは1コーナーまで長いため、大外枠でもポジションは取れます。したがって「18番だから来ない」と断定する材料ではありません。
ただ、18頭立ての大外から人気馬を買うのであれば、能力だけでなく外を回される距離ロスまで含めて人気に見合うかを考えたいところです。
今回は「人気馬を順番に並べない」「トラックバイアスを重視する」という予想なので、ダノンシーマは能力を認めた上で6頭から外します。
京都大賞典2026予想まとめ
最終結論は、
◎6 アクアヴァーナル
○3 ディープモンスター
▲4 ヘデントール
☆1 ウエストナウ
☆11 ファミリータイム
☆12 エコロディノス
です。
今年の最大のポイントは、過去3年の馬券内9頭がすべて馬番3~8だったことと、今年がAコース開幕週であること。
そのため本命は「3枠6番+55kg+好位~中団から動ける」アクアヴァーナル。
穴では、京都2400mの日経新春杯を逃げて2着だったファミリータイムを特に面白い存在として見ています。
一方、能力最上位クラスのダノンシーマは18番。ここを人気通りに評価するのではなく、あえて外して配当妙味を狙うのが今回の予想です。
ただし、2026年秋の京都開催は10月3日(土)が初日です。この記事作成時点では実戦後の芝バイアスは確認できません。
土曜の芝レースで「内前が残る」のか、「外差しが伸びる」のかが確認できれば、京都大賞典の予想精度はさらに上げられます。特に内前有利が確認できた場合は、今回の◎6アクアヴァーナル、○3ディープモンスター、☆1ウエストナウ、☆11ファミリータイムには追い風と考えます。
**主な参照元・確認日:**JRA「京都大賞典出馬表」「過去レース結果」「京都芝2400mコース情報」(2026年10月2日確認)、ラジオNIKKEI「京都競馬場 馬場情報・JRA発表」(2026年10月2日13:19更新)、netkeiba「京都大賞典予想オッズ」(2026年9月29日19:00公開)。

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