最終更新:2026年9月25日
2026年9月27日に中山競馬場で行われる「スプリンターズステークス(G1・芝1200m)」。
今年はパンジャタワー、スターアニス、フリッカージャブなど注目馬がそろいましたが、この記事では単純な人気順ではなく、枠順・脚質・過去3年のレース傾向・現在の中山芝のトラックバイアスを重視して予想します。
特に注目したいのが、2026年9月25日時点でJRAが発表している「3コーナーから正面直線の内側に傷みがある」という馬場情報です。
過去のスプリンターズSは内枠が好走しやすい一方、今年は「最内を通れば有利」と単純には考えにくい状況。そこで今回は、ロスの少ない内〜中枠+前目のポジション+直線で傷んだ部分を避けられる馬を高く評価しました。
スプリンターズS2026の予想結論
| 印 | 馬 | 枠・馬番 | 評価ポイント |
|---|---|---|---|
| ◎ | ジューンブレア | 2枠4番 | 昨年2着+先行力+好枠 |
| ○ | サウンドモリアーナ | 3枠5番 | キーンランドC勝ち+中山実績 |
| ▲ | ワールズエンド | 3枠6番 | 高い先行力+絶好の枠 |
| ☆ | ペアポルックス | 4枠7番 | 中山芝1200m巧者 |
| ☆ | ママコチャ | 2枠3番 | 2023年覇者+コース適性 |
| ☆ | レッドモンレーヴ | 1枠1番 | 高松宮記念2着の末脚 |
本命◎は4番ジューンブレア。
2025年のスプリンターズSで16番ウインカーネリアンとハナ差の2着。今年は昨年の13番から4番へ大きく内に入りました。
昨年は外枠から先手を取るために脚を使いながら1分06秒台で走り切っており、今年はスタート後のポジション争いで昨年ほど無理をしなくても済む可能性があります。
過去3年から見える「枠より重要なポイント」
直近3年の結果を確認すると、スプリンターズSは「内枠だけを買えばいいレース」ではありません。
| 年 | 1着 | 馬番 | 道中位置 | 2着 |
|---|---|---|---|---|
| 2025 | ウインカーネリアン | 16 | 2-2 | ジューンブレア |
| 2024 | ルガル | 13 | 3-3 | トウシンマカオ |
| 2023 | ママコチャ | 6 | 3-2 | マッドクール |
2025年は16番、2024年は13番から勝ち馬が出ています。
ただし、ここで重要なのは勝った3頭がすべて前で競馬をしていること。
2025年ウインカーネリアンは2番手、2024年ルガルは3番手、2023年ママコチャも3番手付近。さらに2025年2着ジューンブレアは逃げ、2023年2着マッドクールも好位からの競馬でした。
つまり近年の傾向からは、
「内枠」そのものよりも、「コーナーまでに前のポジションを確保して余計な距離を走らないこと」
の重要性が高いと考えます。
過去10年の枠別成績でも4枠は勝率15.0%、1枠は複勝率35.0%と内寄りが優勢。一方、5枠より外は全体として好走率が落ちています。ただし昨年のように外枠でもすぐ先行できれば克服できます。
今年は「内ラチ沿い固定」が危険
2026年9月25日正午のJRA発表では、中山芝は良馬場。
今週からCコースを使用していますが、芝の状態については、
「3コーナーから正面直線の内側に傷みがあります」
と発表されています。さらに9月20日、21日にはまとまった降雨も記録されています。
したがって今年は、
内〜中枠で距離ロスを抑える → 直線では傷んだ最内に固執しない
という競馬が理想と判断しました。
また、9月25日時点では土曜から日曜にかけて降水リスクが残り、予報にも幅があります。したがって、現時点で日曜日も完全な良馬場になるとは確認できません。
これが今年の予想で「大外の快速馬」よりも、3〜7番付近から自在に位置を取れそうな馬を重視した理由です。
◎ジューンブレア|昨年2着馬が4番枠なら狙いたい
本命は4番ジューンブレア。
最大の理由は昨年のスプリンターズS。
13番枠からハナを奪い、最後まで粘ってウインカーネリアンとハナ差の2着。中山芝1200mへの適性はすでにG1で証明しています。
今年は2枠4番。
スタートを決めれば、外の先行馬ほど脚を使わずに好位を確保できます。
前走の高松宮記念は17着でしたが、その後は休養し、陣営はスプリンターズSを目標に調整。9月24日の最終追い切り後にも「ここ目標」とコメントしています。
休み明けというリスクはありますが、昨年のコース実績、枠順、脚質を総合すると、人気以上に買いたい1頭です。
○サウンドモリアーナ、▲ワールズエンド
対抗○は5番サウンドモリアーナ。
2026年キーンランドCではパンジャタワー、ウインカーネリアンを破って勝利。単純な実績比較でも今回のメンバーに通用するだけのスプリント能力を示しています。
中山での勝利実績もあり、5番という枠も今年の馬場には使いやすそうです。9月25日の調整後も陣営から状態の良さを伝えるコメントが出ています。
人気がそれほど上がらないようなら、今回の予想でかなり面白い存在です。
3番手▲は6番ワールズエンド。
2026年京王杯スプリングCを逃げ切り、安田記念でも逃げて2着。今回が初めての1200mという点は明確なリスクですが、速い流れでも前で運べるスピードは魅力です。
3枠6番なら、外のピューロマジックなどの出方を見ながら内側でポジションを確保できます。
直近3年の「勝ち馬は前」という傾向を最も素直に当てはめやすい1頭です。
穴馬3頭はペアポルックス・ママコチャ・レッドモンレーヴ
穴で最も狙いたいのは7番ペアポルックス。
2026年オーシャンSを中山芝1200mで勝利。2024年ラピスラズリSでも同コースを勝っており、中山1200mへの適性は今回のメンバーでも上位です。
さらに陣営はスプリンターズSを目標に調整し、直前には4F50秒6を記録。状態についても「オーシャンSの時くらい」とコメントしています。
4枠7番なら、傷んだ最内に閉じ込められにくいのもプラスです。
2頭目は3番ママコチャ。
2023年のスプリンターズS勝ち馬で、2024年には同舞台のオーシャンSも勝利。中山芝1200mへの適性を疑う必要はありません。
前走セントウルSも3着。9月25日の最終調整後、陣営は前走からの上積みを示唆しています。
ただし陣営自身が雨を気にするコメントをしているため、日曜に馬場が大きく悪化した場合は評価を下げたい馬です。
3頭目は1番レッドモンレーヴ。
脚質的には今回のトラックバイアスと完全には一致しません。
それでも2026年高松宮記念2着というスプリントG1実績は軽視できません。
外に快速馬がそろった今年は、先行争いが厳しくなるケースも考えておきたいところ。
これは事実ではなく展開予測ですが、前半が速くなって先行勢が消耗すれば、最後に浮上するのがレッドモンレーヴです。
1番枠なので道中の距離ロスを抑えつつ、直線で外へ進路を取れる形なら大穴候補として押さえます。
パンジャタワー、スターアニス、フリッカージャブを本命にしなかった理由
パンジャタワーは2025年NHKマイルC、キーンランドC勝ちなど実績十分。スターアニスもG1馬で54kg、フリッカージャブも直近7戦6勝と勢いがあります。能力だけなら当然有力です。
それでも今回は評価を少し下げました。
パンジャタワーは13番、フリッカージャブは15番。さらに14番ウインカーネリアン、16番ピューロマジックと、外側にスピードのある馬が集中しています。
過去2年は13番、16番から勝ち馬が出ているため「外枠だから消し」ではありません。
ただし、その2頭はいずれも序盤から3番手以内に入り、外を回る距離ロスを最小限にできました。
今年は外に先行候補が複数いるため、同じ形を再現できるかがポイントです。
スターアニスは9番で枠自体は悪くありませんが、2400mのオークスから1200mへの大幅な距離短縮。血統的にはスプリント適性が期待できるものの、1200mのG1でどの位置を取れるかは実戦前には確認できません。
能力で消すのではなく、今回は枠順と想定されるポジションを優先して評価を下げたという判断です。
スプリンターズS2026 最終予想まとめ
2026年のスプリンターズSは、過去3年だけを見ると「内枠有利」以上に前で運べる馬の強さが目立ちます。
一方、今年の中山芝は3コーナーから直線の内側に傷みがあり、日曜まで雨の可能性も残っています。
そこで最も狙いたいのが、昨年13番から逃げて2着だった馬が今年4番に入った**◎ジューンブレア**。
相手筆頭はキーンランドC勝ちの**○サウンドモリアーナ**、先行力を評価して**▲ワールズエンド**。
そして穴馬は、
☆ペアポルックス
☆ママコチャ
☆レッドモンレーヴ
の3頭です。
現時点の最終印は、
◎ 4 ジューンブレア
○ 5 サウンドモリアーナ
▲ 6 ワールズエンド
☆ 7 ペアポルックス
☆ 3 ママコチャ
☆ 1 レッドモンレーヴ
とします。
特に今年は土曜・日曜の雨量によって「内を避ける馬」が増える可能性があるため、日曜の中山1〜9Rで、芝のどの部分が伸びているかを最終確認することが重要です。

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